・ストウブ鍋のデメリットはある?
・後悔してるポイントは?
そんな不安を解決します!
無水調理や煮込み料理に抜群の実力を発揮する「ストウブ鍋」。おしゃれな見た目と一生モノの耐久性から、憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。
でも、実際に購入するとなると気になるのが「デメリット」。決して安くない買い物だからこそ、「本当に使いこなせるのか?」「重くて使いづらいのでは?」と不安に感じる方もいるはずです。
私自身、ストウブを初めて購入したときは相当悩みました。それでも思い切って購入してから10年以上。いまではキッチンに欠かせない存在ですが、使い始めの頃にはいくつかの後悔ポイントもありました。
この記事では、ストウブ鍋を10年以上使ってきた筆者が感じたリアルなデメリットと、後悔しないための対策、そしてそれでも使い続けている理由まで、プロ目線で正直にお伝えします。
「今すぐ後悔しない選択肢を知りたい!」という方は、迷ったら「ラウンド22cm」を選べば間違いなし!
重さ・容量・使いやすさのバランスが非常に良く、
ストウブ初心者でも扱いやすい「最初の1台」にぴったりのサイズです。
ストウブ鍋のデメリットとは?後悔しないために知っておきたい5つの注意点
鋳物ホーロー鍋として圧倒的な人気を誇るストウブ。しかし、実際に使ってみてはじめて気づく「意外な弱点」も存在します。ここでは、10年以上愛用している筆者の実体験をもとに、購入前に知っておきたいストウブ鍋のデメリットと対策を5つ紹介します。
重い|片手では厳しいサイズもある
ストウブ最大の特徴であり、最大のデメリットが「重さ」です。
ストウブ鍋は鋳物製で、特にフタが非常に重く設計されています。これは無水調理のための工夫なのですが、24cmサイズ以上になると中身入りでは片手で持ち上げるのが困難です。
【体験談】
私が初めて買ったのは24cmのラウンド。煮込み料理をたっぷり作れる点に惹かれたのですが、中身を入れた状態で運ぶのが本当に大変で、手首をひねりそうになったことも。小柄な方や握力に自信のない方は、20cm前後のサイズから始めるのがおすすめです。
錆びやすい部分がある|特にフタ裏やふち
ストウブは基本的にホーロー加工されていますが、実は鍋のフチやフタ裏の一部はホーロー未加工。この部分が濡れたままだと、意外と簡単に錆びてしまいます。
【対策】
使用後はすぐに水分を拭き取り、完全に乾かすことが鉄則です。私は仕上げにキッチンペーパーで軽く油を塗り、「錆び止め」として保管しています。これを始めてから、錆びトラブルは一度も起きていません。
焦げつきやすい食材がある
無水調理に優れたストウブですが、水分量の少ない食材や強火調理には注意が必要。ホーローが焦げ付きやすい性質を持っているため、慣れないうちは失敗することも。
【失敗談】
最初にポトフを作ったとき、野菜の水分だけに頼って加熱しすぎてしまい、底が真っ黒に焦げ付いて大惨事に。以来、私は必ず少量の水を足し、弱火〜中火でじっくり加熱するようにしています。
ホーローが割れるリスクもある
ホーロー鍋は「一生モノ」と言われますが、落下や急冷には非常に弱く、ヒビや欠けが発生することも。そして残念ながら、一度割れたホーローは修理できません。
【実体験】
洗っているときにシンクのフチにぶつけ、鍋の縁が欠けたことがあります。使用には支障ありませんでしたが、見た目が残念に…。今では柔らかいシンクマットを敷いて洗うようにしています。
値段が高い|セット購入はかなりの出費に
ストウブ鍋はサイズにもよりますが、1つ2〜4万円前後。複数のサイズを揃えようとすると、あっという間に10万円近くになることも。
とはいえ、耐久性は抜群で、我が家では10年以上現役で使い続けている鍋もあります。「高いけど長く使える」という意味では、むしろコスパは良いと感じています。
【体験談】10年以上ストウブ鍋を使って分かった「後悔ポイント」と「使い続ける理由」
「一生モノの鍋」と評されるストウブ。しかし、10年以上使ってきた私でも、時には「これは失敗だったかも…」と感じた瞬間がありました。それでも使い続けている理由は何か? リアルな体験談とともにお伝えします。
後悔した瞬間とその理由
■ 引越し時にかさばって困った
ストウブ鍋は重くて場所を取るのが難点。特に引越しの際は、箱詰めが大変なうえに、数キロの鍋が複数あると本当にかさばるんです。24cmやブレイザー28cmなど、持っているサイズが多いと、それだけで段ボール2〜3箱分になりました。
引越し業者からも「これ、鍋だけで重さやばいですね(笑)」と驚かれるほど。正直、この時は「ル・クルーゼの軽めモデルにすればよかったかも…」と一瞬後悔しました。
■ 洗うのが面倒で一時使わなかった時期も
ストウブはホーロー加工されていて焦げつきには強いのですが、重くてシンクでの取り回しがやや不便。特にフタの裏側や、細かなくぼみに汚れが残りやすく、洗うのが面倒だと感じる日もあります。
実際、忙しい育児期には軽量なステンレス鍋ばかり使っていて、ストウブはしばらく棚の奥にしまいっぱなしだったことも。「もっと気軽に使える鍋にしておけばよかったかな」と思ったこともありました。
それでもストウブを使い続ける理由
とはいえ、手放す気にならないのがストウブ。なぜ10年以上使い続けているのか? その理由を3つ挙げます。
■ 無水調理で野菜が驚くほど甘くなる
ストウブ最大の魅力は、なんといっても「無水調理」。キャベツや玉ねぎ、かぼちゃを少量の水で蒸し煮にするだけで、まるでスイーツのように甘くなるんです。
これは普通の鍋ではなかなか再現できません。我が家では、ストウブで蒸しただけのかぼちゃが娘のお気に入り。素材の味を活かしたい方には本当におすすめです。
■ 一度温まると冷めにくく、煮込み料理の味が格段にアップ
鋳物の特性で、ストウブは一度温まると保温性が非常に高い。煮込み料理やシチューなどは、火を止めたあともしばらくグツグツと余熱で煮込まれ、味に深みが出ます。
実際、ストウブで煮込んだビーフシチューは、圧力鍋とはまた違ったやわらかさとコクがあり、家族にも大好評です。
■ 食卓にそのまま出せるデザイン性の高さも魅力
そして忘れてはいけないのが「見た目の美しさ」。ストウブはどの色を選んでも食卓映え抜群で、ホームパーティーの時にもそのまま鍋ごと出せるのが嬉しいポイントです。
特にホリデーシーズンや来客時は「その鍋素敵!」と話題になることもしばしば。実用性だけでなく、暮らしの中で“気分が上がる道具”としての価値も感じています。
デザイン性重視なら、以下の記事もチェックしてみてください。
→ル・クルーゼとストウブの違いは?10年使ってわかった本当のメリット・デメリット
ストウブ鍋で後悔しないために|購入前にチェックすべきポイント
ストウブ鍋は高価な買い物だからこそ、買ってから「こんなはずじゃなかった…」と後悔したくないですよね。
ここでは、10年以上ストウブを愛用してきた筆者の視点から、購入前に必ず確認しておくべきポイントを3つ紹介します。
サイズと重さを事前に確認しよう
ストウブ鍋はサイズによって重さが大きく異なります。例えば24cmのラウンド型だと、フタ込みで約4〜5kgにもなるため、中身が入った状態では片手で持つのがかなり困難です。
【筆者のおすすめサイズ】
初めての1台には「22cmラウンド」がおすすめ。
2〜3人分の食事にちょうどよく、重さも許容範囲。大きすぎず小さすぎない“万能サイズ”です。
なお、20cm以下は軽く扱いやすい反面、一度に作れる量が少ないため、カレーや煮込み料理にはやや不向きです。購入前に使用人数や作りたい料理の量をしっかりイメージして選びましょう。
サイズで迷っている方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
→【2025年最新】ストウブ ラウンドのサイズおすすめ一覧|迷う人のために14cm〜24cmまで徹底比較!
調理スタイルに合う形を選ぶ
ストウブには大きく分けて「ラウンド(円形)」と「オーバル(楕円形)」の2種類があります。
それぞれに得意な料理があるので、調理スタイルに合わせて選ぶのが後悔しないコツです。
【ラウンド】
丸型で熱が均一に伝わりやすく、煮込み料理や無水調理に最適。
カレー、シチュー、スープ、炊飯など、オールラウンダーに使えます。
【オーバル】
細長い形で、魚を丸ごと煮る料理やローストに強み。
オーブン調理に活用したい人や、長めの食材(魚、とうもろこし、鶏もも肉など)をよく調理する方におすすめです。
サビ・焦げ対策グッズも一緒に揃えておく
ストウブ鍋のデメリットとしてよく挙げられるのが「焦げつき」や「サビ」。
しかし、使い始めから正しくケアすれば防げる問題です。
【おすすめの事前準備グッズ】
- 木べら・シリコンヘラ:ホーロー表面を傷つけにくく、焦げの防止に。
- 柔らかいスポンジ:金属たわしはNG。柔らかいスポンジで優しく洗いましょう。
- クエン酸 or 重曹:焦げ付きや水垢には、ナチュラルクリーニングで対応。
- オイル(植物油):鍋のフチやフタ裏はホーロー未加工のため、使用後に油を塗って保護。
これらをストウブと一緒に揃えておけば、後から困ることがぐっと減ります。
このように、サイズ・形・ケアグッズの3点を事前に押さえておけば、ストウブ鍋の購入で後悔する可能性はグッと減ります。
よくある質問(FAQ)|ストウブ鍋のデメリットと後悔に関する疑問
ここでは、ストウブ鍋の購入を検討している方や、使い始めの方からよく寄せられる質問に対して、10年以上の使用経験をもとにお答えします。
Q. ストウブは初心者でも使える?
→ はい、使えます。
ただし、ストウブならではの「無水調理」や「弱火調理」には多少の慣れが必要です。特に最初のうちは、水分量が少なすぎたり火が強すぎたりすると焦げるリスクも。
【対策ポイント】
- 最初はストウブ専用のレシピ本や信頼できるレシピサイトを参考に。
- 強火を避け、“弱火でじっくり”が基本。
慣れてくると、火にかける時間も短縮でき、野菜の甘みがぐっと引き立つので、料理が楽しくなります。
Q. 錆びたらどうしたらいい?
→ まずは落ち着いて対処を。
ストウブの鍋は縁やフタ裏など、ホーロー加工されていない部分があり、そこがサビやすいです。
【軽度のサビなら】
- クエン酸水(クエン酸小さじ1+水100ml)をスプレーして拭き取り
- 重曹を使ってやさしくこすり洗い
【深刻なサビ・ホーロー割れなら】
- 残念ながら修理はできません。
- その場合は、買い替えを検討した方が安全です。
定期的なオイルメンテや水気を完全に拭き取るだけで、サビの発生はかなり予防可能です。
Q. 普段のお手入れは大変?
→ 意外と簡単です。
ストウブはホーロー加工されているため、基本的には洗剤とスポンジで軽く洗うだけでOK。ポイントは以下の通りです。
【毎回のお手入れ】
- 使用後はすぐに洗う
- 柔らかいスポンジで優しく洗う(たわしはNG)
- 水気をふき取り、よく乾燥させる
【週1回のメンテナンスがおすすめ】
- 鍋のフチやフタ裏に薄くオイルを塗っておく
- 湿気が多い季節は特にサビ対策を意識
慣れてしまえば5分もかからない手間で、美しさと性能を長く保てます。
まとめ|ストウブ鍋のデメリットを知って後悔しない選択を
ストウブ鍋は確かに重くて高価で、扱いにコツがいる道具かもしれません。でも、それを上回る魅力があるからこそ、私は10年以上使い続けています。
完璧な鍋は存在しません。どんなに評価の高い調理器具にも、メリットと同時に「合う・合わない」があります。
ストウブのデメリットを事前に知っておくことで、後悔を防ぐことができます。
重さやサビといった短所も、ちょっとした工夫や道具選びでカバー可能です。
この記事が、ストウブ鍋を検討中の方にとって、「後悔しない選択」のお手伝いになれば幸いです。