「ストウブのブレイザーって気になるけど、24cmは本当に使いやすいの?」
「ラウンドと何が違うの?」
そう感じている方に向けて、この記事では筆者が10年以上愛用しているストウブ ブレイザー 24cmのリアルな使い勝手や活用方法を、徹底的にレビューします。
ストウブといえば、無水調理ができて見た目も美しい、憧れのフレンチホーロー鍋。中でも「ブレイザー」はラウンド型に比べて浅く・底面が広く、焼き・炒め・蒸しが得意な万能タイプです。
なかでも24cmサイズは、
- 3〜4人家族のメイン料理にちょうどいい
- 作り置きやオーブン調理にもぴったり
- 収納性もバランスがよく、重すぎない
という理由から、ストウブ愛用者の中でも圧倒的に支持されている定番サイズです。
筆者自身、ストウブの鍋は10年以上、複数サイズを愛用してきましたが、最も出番が多いのがこの「ブレイザー 24cm」です。
本記事では、そんな筆者の実体験をもとに、24cmブレイザーの使い勝手・おすすめレシピ・他サイズとの比較・よくある疑問まで、一次情報たっぷりにお届けします。
これから購入を検討している方、使いこなしたい方にとって、きっと参考になるはずです。
ストウブ ブレイザー 24cmの魅力と人気の理由
ストウブ ブレイザーとは?|ラウンドとの違い、特徴を簡潔に紹介
ストウブ(STAUB)のブレイザーは、通称「ブレイザー・ソテーパン」とも呼ばれ、ラウンド型(ココット・ラウンド)とは異なる浅型デザインが特徴の鋳物ホーロー鍋です。蓄熱性や耐久性はそのままに、焼く・炒める・煮込む・蒸す・オーブン調理まで幅広くこなせる万能選手として、特に料理好きの間で高く評価されています。
私自身、ストウブのブレイザーは24cm・26cm・28cmを所持しており、10年以上日々の調理に愛用していますが、その中でも24cmは「一軍入り」確定のサイズ。フライパンのような使いやすさと、ストウブ特有の無水調理の美味しさを両立している、まさに名品です。
ラウンド型と比較した際の主な違いは以下のとおりです。
特徴 | ブレイザー | ラウンド |
---|---|---|
深さ | 浅い | 深い |
底面の広さ | 広い | やや狭い |
使い道 | 炒め物・焼き物・蒸し料理 | 煮込み・スープ・炊飯 |
調理のしやすさ | 食材を返しやすく、洗いやすい | たっぷり調理に向く |
ブレイザーはその形状から「鍋」というより鋳物フライパンに蓋がついた調理器具として活用するイメージに近く、一つあるだけで献立の幅がぐっと広がります。
なぜ24cmが人気なのか?ファミリー世帯や作り置き派に支持される理由
ストウブ ブレイザーにはいくつかのサイズ展開がありますが、最もバランスが取れているのが24cm。我が家は3人家族(夫・私・2歳の娘)ですが、24cmサイズは日常的なおかず作りから、休日の作り置き、ちょっとしたおもてなし料理まで、オールマイティに対応できます。
たとえば、24cmだと
- カレーやシチューは4〜5皿分作れる
- 鶏もも肉なら丸ごと2枚焼ける広さがある
- 底が広いのでハンバーグも一度に4〜5個焼ける
また、作った料理をそのまま保存→翌日温め直しもOKなので、ワーママには嬉しい時短調理の味方。朝の時短ごはんや、週末の「まとめ調理」にも大活躍しています。
さらに言えば、24cmは大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズで、収納にも困らないのがポイント。私はル・クルーゼやシャスールも複数持っていますが、ストウブのブレイザー24cmは、「使いやすさ・容量・扱いやすさ」の3拍子がそろった1台として、最も出番が多い鍋です。
ストウブ ブレイザー 24cmの使い勝手を10年使って感じた本音レビュー
毎日の料理にちょうどいいサイズ感|3〜4人家族に最適
わが家は夫と2歳の娘との3人暮らし。ストウブ ブレイザー 24cmは、我が家の食卓にちょうどよくフィットするサイズです。日々の食事から作り置き、おもてなし料理まで、登場頻度は断トツでNo.1。10年以上使い続けてきて、「やっぱりこのサイズが一番使いやすい」と思える理由がいくつもあります。
たとえば、カレーを作るときは4〜5皿分が無理なく調理でき、翌日の昼食までしっかり回せます。煮込みハンバーグは中サイズを5個並べても余裕があり、ラタトゥイユのようなかさのある野菜料理でも具材がきれいに混ざります。
娘が生まれてからは離乳食のおかずを大人の料理と一緒に作ることも多く、「ちょっと多めに」「でも大きすぎない」絶妙なサイズ感が、日々の時短調理にも大助かり。正直、このサイズが1台あるだけで、毎日の献立に安心感が生まれました。
浅型だからこその使いやすさ|焼き・炒め・煮込みの万能選手
ストウブ ブレイザーの一番の魅力は、なんといっても浅型の使いやすさ。特に24cmサイズは底面がしっかり広いため、一度にたくさんの食材を焼いたり炒めたりできるのが大きなメリットです。
ハンバーグや鶏もも肉のソテーなど、しっかり焼き色をつけたい料理でも、鍋全体が均一に熱を伝えるのでムラなく仕上がり、表面はカリッ、中はジューシーに。さらに、そのまま少量の水やワインを加えて蓋をすれば、そのまま煮込みに移行できる「ワンパン調理」が可能です。
また、浅型であることから蒸気の対流が良く、煮込み料理や無水調理でも野菜がふっくら甘く仕上がるのを何度も実感しています。特にブレイザーは、重い蓋と密閉性により水分が再循環するため、食材の旨みを逃さず閉じ込めるという点でも非常に優秀です。
重さは?収納は?|よくある不安を10年使った視点で解消
ストウブ製品といえば「重い」という印象を持たれる方も多いかもしれません。確かに、ブレイザー 24cmの重量は約3.7kg(蓋込み)と、フライパン感覚で片手でヒョイとはいきません。ただ、両手鍋なので持ち運び時のバランスはとれており、私は一度も落としたことがありません。
調理中も「どっしり安定している」ことで逆に安心感があり、IHでもガス火でもガタつくことなく調理できます。食洗機には入れていませんが、ホーロー加工のおかげで汚れ落ちは非常にスムーズ。重さのデメリットより、メリットの方が圧倒的に勝っていると感じます。
収納については、我が家ではブレイザー専用の鍋置きラックを使用しています。浅型なので、重ねて収納もしやすく、ラウンド型よりもキッチンのスペースを圧迫しません。
ちなみに、同じく愛用しているル・クルーゼやシャスールと比べても、ストウブのブレイザーは「焼き物・煮物どちらも得意」な点で万能さが際立ちます。そのため、ついつい手が伸びてしまう、というのが正直なところです。
ストウブ ブレイザー 24cmはどんな料理に向いている?おすすめレシピ実例
10年以上使い続けて実感するのは、ストウブ ブレイザー 24cmは“焼く・煮る・蒸す・オーブン調理”まで何でもこなせる万能鍋だということ。特に浅型+広めの底面のおかげで、フライパンのような使い勝手と、無水鍋ならではの旨み凝縮力を両立しています。
ここでは、我が家でよく登場する定番レシピや意外な活用例をご紹介します。
よく作る定番メニュー例|無水カレー、鶏のバスク風煮込み、ブイヤベース
1)無水カレー
玉ねぎ、トマト、鶏もも肉を入れて、水を加えずにじっくり煮込むだけ。ブレイザーの蓋裏のピコが蒸気を鍋全体に循環させ、野菜の水分と旨みだけで完成します。市販のルウでも、驚くほど奥深い味に仕上がるのが魅力です。
2)鶏のバスク風煮込み
ピーマン・パプリカ・玉ねぎを炒めて、骨付きチキンを加え、白ワインとトマトでコトコト煮込むだけ。鍋底が広いから具材が重ならず、鶏肉にしっかり焼き目をつけられるので、味も見た目も抜群の仕上がりに。
3)ブイヤベース
魚介をサッとソテーしてから、サフラン入りのスープで煮込むと、本格的な南仏料理もおうちで簡単に再現できます。浅型なので、スープが多くなくても具材が浸かりやすく、見た目も豪華。おもてなしにもぴったりです。
焼きプリンやパンも◎|オーブン対応でデザートにも活躍
実は、ストウブ ブレイザーはオーブン調理にも対応しています(耐熱温度250℃まで)。そのため、デザート作りにも大活躍。
・大きな焼きプリン
卵・牛乳・砂糖だけで作るシンプルな焼きプリンも、24cmのブレイザーなら家族みんなで取り分けられる贅沢サイズに。浅型だから火の通りも早く、すが立ちにくいなめらかな仕上がりになります。
・丸ごとパン焼き
捏ねたパン生地をそのまま入れて焼けば、クラストがパリッと香ばしい直火パンの完成。ストウブは熱がじんわり入るので、外はカリッ、中はふわもちの仕上がりが叶います。
冷蔵・冷凍にも強い|そのまま保存して味がしみ込む魅力
調理後の料理を、そのまま冷蔵・冷凍保存できるのもブレイザーの大きな魅力。ホーロー加工のおかげでにおいや色移りもなく、冷蔵庫で保存しても翌日に味がしみてより美味しくなる実感があります。
たとえば、ポトフやラタトゥイユは鍋ごと冷蔵庫に入れて、翌日再加熱するだけ。わざわざタッパーに移さなくていいので、洗い物も減って一石二鳥です。
もちろん冷凍保存も可能(※冷凍庫から出す際は急激な加熱に注意)。私はラグーソースなどを多めに作って冷凍→休日のパスタに活用することもよくあります。
ストウブ ブレイザー 24cmは、メイン料理から副菜、デザート、保存までを一手に引き受けてくれる頼れる相棒。調理器具を減らしたい方、時短・作り置きをしたい方にこそ、真価を発揮するサイズです。
他サイズとの比較|24cmを選んで正解だったと感じた理由
ストウブ ブレイザーは24cm〜28cmまで幅広いサイズ展開があり、どれを選べばいいか迷う方も多いのではないでしょうか。筆者もこれまで24cm・26cm・28cmをすべて使い込んできましたが、結果的に「やっぱり24cmが一番使いやすい!」という結論に至りました。
ここでは、24cm以外のサイズと比較しながら、それぞれの特徴や使用感の違いを詳しくお伝えします。
ストウブ ブレイザー 26cmとの違い|作り置きには便利だけど重さ・収納でやや不便
26cmサイズはとにかく「たくさん作れる」安心感があります。カレーなら6〜7皿分、煮込み料理も来客4人分くらいまで対応できるため、作り置きやホームパーティー用としては非常に優秀です。
実際に、我が家でも週末にまとめて作るボロネーゼやシチューなどには26cmを使うことがあります。
ただし、ネックになるのが重さと収納問題。鍋本体+蓋で約5kgとかなりの重量があり、洗う・持ち運ぶのがちょっと面倒に感じることも。また、直径が大きいぶんコンロで隣の鍋と干渉したり、食洗機に入らないサイズという不便さも感じています。
その点、24cmは「普段の料理に十分な容量を確保しつつ、取り回しやすさも両立」しているのが最大の強み。特に小さな子どもがいる家庭では、料理のしやすさ=時短・ストレス軽減につながるので、私は24cmを日常使いのベストサイズとして位置づけています。
日常のバランス・汎用性・収納性をすべて考慮すると、24cmがもっとも“平均点が高く、失敗しないサイズ”であることは間違いありません。
ストウブ ブレイザー 24cmを選ぶべき人・おすすめしない人
ストウブのブレイザーは非常に優秀な鍋ですが、使う人のライフスタイルや目的によって最適なサイズは異なります。ここでは、10年以上使ってきた経験をもとに、「24cmを選んでよかった」と心から思える人と、他サイズを検討した方がよいケースを正直にお伝えします。
ストウブ ブレイザー 24cmをおすすめする人
3〜4人家族で毎日の料理に使いたい人
筆者の家庭(夫・2歳の娘の3人家族)でも毎日の夕食作りにフル活用しているサイズです。
カレーやシチューなら4〜5皿分、煮込み料理や炒め物も余裕があり、作り置きにもぴったり。浅型で洗いやすく、キッチンに立つ時間が限られるワーママにも強くおすすめできます。
料理が好きで幅広いメニューに挑戦したい人
無水調理からオーブン料理、パンやデザートまで、ブレイザー24cmは「作ってみたい」が全部叶うサイズ。
鍋底が広いため焼き目も美しく付き、料理の仕上がりに満足感を求める方にとっても理想的な1台です。
はじめてのストウブでサイズに迷っている人
どのサイズを選ぶか迷っている方にも、24cmは“最初の一台”として失敗しない選択肢。小さすぎて後悔することも、大きすぎて持て余すこともなく、日常使いにもイベント料理にもバランスよく対応できます。
ストウブ ブレイザー 24cmをおすすめしない人
力に自信がない方や、手首に不安がある方
ストウブは鋳物ホーロー鍋なので、どうしても「重さ」は避けられません。
24cmは本体+蓋で約4.7kgあり、片手で扱うのは難しく、洗う・収納する動作が負担に感じることもあります。
力に自信のない方や、高齢の方が日常使いする場合は、20〜22cmなどの小ぶりサイズのココットラウンドなどを検討する方が快適です。
頻繁に大人数分を調理する方
ホームパーティーが多かったり、5人以上の家族で食事量が多い場合は、24cmでは物足りないと感じる場面も。
我が家でも来客時や作り置きを大量にしたいときは、26cmを併用しています。たくさん作って冷凍保存したい方や、育ち盛りの子どもが複数いる家庭では、26cmや28cmをメインにするのも一つの選択肢です。
24cmは「毎日使えて、ちょうどいい容量の万能鍋」。
特別な日だけでなく、“いつものごはん”を美味しく・効率よく作りたい人にこそ、自信を持っておすすめできるサイズです。
よくある質問(FAQ)|ストウブ ブレイザー 24cmに関する疑問を解消
ストウブ ブレイザー 24cmを検討しているときに、よく出てくる質問や不安点をまとめました。10年以上使ってきた立場から、実際の使用感やリアルなメリット・注意点を交えてお答えします。
Q1:IHやガス、オーブンでも使えますか?
はい、ストウブはすべての熱源に対応しています。
- IH(電磁調理器)対応:我が家はIHコンロですが、問題なく使えています。底面がフラットなので熱伝導も良好です。
- ガス火ももちろんOK:底が厚いため、直火でも焦げつきにくく、じんわりと火が入ります。
- オーブン対応:耐熱温度は260℃まで。ブレイザーは浅型なので、グラタンや焼きプリン、パン焼きにも最適です。
蓋のツマミが金属製のモデルであれば、そのままオーブンに入れてOKです(プラスチック製の場合は要確認)。
Q2:焦げ付きやすさは?洗いやすい?
焦げ付きにくいですが、調理法によっては多少のこびりつきは出ます。
- 無水カレーや甘辛系の煮物などを長時間煮詰めると、鍋底に軽く膜ができることもあります。
- ただ、ホーロー加工されているので水に浸けておけば簡単に落ちるのが魅力。
- 筆者は30分ほど水を張って放置→スポンジで軽くこするだけでほぼ毎回落とせています。
また、ブレイザーは浅型なので、深鍋よりも洗いやすく乾きも早いです。重さがある分、洗いづらさはありますが、両手鍋で安定感があるため扱いは比較的ラクです。
Q3:ル・クルーゼやシャスールとの違いは?
3ブランドすべてを長年愛用していますが、違いは以下の通りです。
特徴 | ストウブ | ル・クルーゼ | シャスール |
---|---|---|---|
内側 | 黒マットホーロー(無塗装) | アイボリー(ガラス質) | ややグレーがかったホーロー |
焦げ付き耐性 | 強い(焼き色がつきやすい) | 焦げ付きに注意 | 中間的 |
蓋の重さ | 重く密閉性◎ | やや軽め | 中間的 |
見た目 | プロっぽい雰囲気 | 可愛らしいデザイン | 上品で落ち着いた印象 |
ストウブは「料理の仕上がり重視」「無水調理を活かしたい」人に向いていると感じます。特にブレイザーは、煮込み料理だけでなく炒め・焼きまで1台で完結できるので、実用性・汎用性ではピカイチです。
Q4:無水調理って実際どう?味は変わる?
結論から言うと、驚くほど素材の味が引き立ちます。
ストウブは蓋裏の突起が蒸気を循環させ、食材の水分を逃さず調理する構造。無水カレーやバスク風煮込みは、水をほとんど加えずに野菜や肉の水分だけで煮込めるので、コクがあって旨味が凝縮されるんです。
筆者も初めて無水カレーを作ったとき、「玉ねぎってこんなに甘いの…!?」と衝撃を受けました。
味が濃すぎると感じる場合は、少し水を加えて調整可能。慣れてくると、「もう普通の鍋には戻れない」と感じる方も多いです。
まとめ|ストウブ ブレイザー 24cmは「一生モノ」の相棒
ストウブ ブレイザー 24cmは、10年以上使い続けてもなお「やっぱりこれが一番使いやすい」と思える万能鍋です。
- サイズ感、調理のしやすさ、料理の仕上がり、すべてがちょうどいい。
- 煮込み、炒め物、焼き物、デザートまで1台でこなせる汎用性。
- 見た目も美しく、出しっぱなしでも絵になる存在感。
筆者自身、最初に買ったストウブがこのブレイザー24cmでしたが、「これは一生モノだ」と確信しています。その後に22cm・26cmと買い足しましたが、今でも24cmが最も出番が多い、頼れる相棒です。
初めてのストウブとしても、2台目の用途違いとしても、「24cmのブレイザー」は本当におすすめできます。
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