・シルパンのマトファーとドゥマールって違いは何？
・どっちのシルパンが良いの？
そんな疑問を解決します！
お菓子作りやパン焼きが好きな方なら、一度は耳にしたことがあるはずの神アイテム「シルパン」。
タルトやクッキー、クロワッサンの底面がサックサクに焼けると、プロや上級者にも愛用されている焼き用シリコンマットです。
でも実際に購入しようとすると、「マトファー製とドゥマール製、どう違うの？」「どっちが本物？」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私自身、10年以上前に初めてシルパンを購入するときにまさにその壁にぶつかりました。
実際に両ブランドのシルパンを使い比べた結果、わかったことがあります。
この記事では、シルパン歴10年以上の筆者が、マトファーとドゥマールの違いを徹底比較。
それぞれの特徴や使い心地、購入のコツまでプロ目線で詳しく解説します。
「結局どちらを選べばいいの？」という疑問に、この記事がズバッと答えます。
今すぐ購入したい方には、手に入りやすいマトファーがおすすめですよ。
シルパンとは？｜マトファー・ドゥマールの違いを知る前に
シルパンとは何か？用途と特徴
「シルパン」は、シリコンとグラスファイバーを組み合わせた焼き用マットです。
表面に無数の小さな穴が空いており、これが余分な水分を逃しつつ熱を通すことで、底面がサクッと仕上がる秘密。
主な用途は以下のとおり。
- タルトやクッキーなどの焼き菓子
- クロワッサンやブリオッシュなどのヴィエノワズリー
- キッシュや冷凍パイ生地の焼成
一般的なシリコンマットとは異なり、「焼き目・食感の違い」に特化したプロ仕様の道具です。
さらに、耐熱性・耐久性に優れ、1枚で何百回も繰り返し使えるという点もシルパンが選ばれる理由のひとつです。
シルパンが選ばれる理由（筆者の実体験）
私がシルパンを初めて購入したのは、10年以上前のこと。
きっかけは、焼いたタルトやガレット・ブルトンヌの底がべちゃっとしてしまう悩みでした。
クッキングシートを敷いても改善されず、藁にもすがる思いでシルパンを導入。
そして驚いたのは、その焼き上がりの違い。
- タルトの底がまるで焼き菓子店のようにパリッと
- クッキーは縁がカリッ、中はしっとり
- クロワッサンも底が程よくキャラメリゼされる
しかも、10年以上使い続けても穴が潰れることなく、劣化もほとんどなし。
毎回オーブンシートを切る手間もなくなり、結果的に時短・節約にもなりました。
まさに、焼き菓子好きには手放せない一枚。
このあとご紹介する「マトファー製」と「ドゥマール製」の違いを理解する前に、まずはシルパン自体の実力を体感してほしいと思います。
シルパン マトファーとドゥマールの違いを徹底比較
マトファーとドゥマールの関係性とは？
「マトファーのシルパンと、ドゥマールのシルパンって何が違うの？」
これは、私も10年以上前に購入を検討したときに最も悩んだポイントです。
結論から言うと、マトファーとドゥマールは元々同じグループ企業に属しているフランスの老舗調理器具ブランドです。
- ドゥマール（DEMARLE） … シルパンの開発・製造元
- マトファー（MATFER） … フランス国内外への販売・流通を担当
つまり、中身はほぼ同じでも、ブランドとしての役割が違うというのが両者の関係性です。
私はマトファーのシルパンを長年使っていますが、製品に「DEMARLE」の文字が刻まれていることもあります。これは製造元を明記している証拠です。
シルパンの素材や仕上がりの違いはある？
ここが多くの方が気になるポイントだと思いますが、安心してください。
- 素材：どちらも「シリコン×グラスファイバー」で同一
- 構造：メッシュ状の穴あき加工で通気性・熱伝導に優れる
唯一の違いとして挙げられるのは以下のような見た目の差です。
| 比較項目 | マトファー製 | ドゥマール製 |
|---|---|---|
| ロゴ表記 | MATFER | DEMARLE |
| 色味 | やや明るいグレー | やや濃いグレー |
| サイズ表記 | cm表記が多い | インチ表記が混在する場合も |
ただし、実際の焼き上がり・耐久性・使い勝手に違いはほぼ感じられません。
私は一時期、料理教室でドゥマール製も使っていましたが、違いに気づくのは正直難しいレベルでした。
購入ルート・価格の違い
違いが出やすいのは、入手ルートと価格面です。
| 比較項目 | マトファー製 | ドゥマール製 |
|---|---|---|
| 入手性 | ◎（Amazon、楽天など） | △（業務用通販・直輸入が中心） |
| 価格 | 比較的安定 | 円相場・輸送費で変動大 |
| レビュー情報 | 豊富で選びやすい | 少なめ・玄人向け |
特に初めて購入する方には、レビューの多いマトファー製が安心。
私自身も初シルパンはマトファー製でしたが、価格・安心感・流通量の3点でバランスが良かったと感じています。
まとめ：違いはほぼ見た目と流通経路のみ。使い勝手・性能は同等なので、入手性重視ならマトファー製がおすすめです。
【体験談】シルパンを10年使って感じたマトファーとドゥマールの違い
私が購入したきっかけと当初の迷い
私が初めてシルパンに出会ったのは、製菓学校の実習中。
タルト生地やサブレの底が驚くほどサクサクに焼き上がり、「これ、自宅でも使いたい！」と感動したのを覚えています。
いざ購入を決意したものの、悩んだのは「マトファー製とドゥマール製、どちらを選ぶべきか？」という点。
調べるうちに「ドゥマールが本家」「マトファーは代理販売」などの情報が飛び交い、正直どちらが“本物”なのかわからず戸惑いました。
実際に使って感じた違いと気づき
結局私は最初にマトファー製を購入し、その後仕事の関係でドゥマール製にも触れる機会がありました。
結論から言うと、焼き上がりの違いはほぼ感じません。
ただし、細かい点でいくつかの「質感の違い」は感じました。
- ドゥマール製はやや硬めの質感で、角がピシッと立つ印象
- マトファー製は少し柔らかく、扱いやすい。収納時も巻きやすい
家庭用オーブンの天板に合わせて少しカットして使いたい場合などは、マトファー製の方がハサミで加工しやすく便利でした。
私のおすすめはマトファー製！その理由
10年以上使ってきた経験から、私は断然マトファー製をおすすめします。その理由は以下の通りです。
- 入手しやすい（Amazonや楽天で簡単に手に入る）
- レビューが多くて信頼できる
- 家庭用オーブンで使うには十分すぎる性能
- 焦げ付きや反り返りもなく、10年使っても現役で活躍中
実際、私のシルパンは今も週1回は使っており、クッキーもタルトも焦げ付かず、底はいつもパリッと焼けます。
家庭でのお菓子・パン作りがワンランク上がるのは間違いありません。
まとめ：ドゥマールもマトファーも素晴らしい製品ですが、迷っているなら「入手しやすさ」「扱いやすさ」でマトファー製を選べば間違いなしです。
シルパン マトファーとドゥマール どちらを選ぶべき？
マトファー製とドゥマール製、結局どちらを選べばいいの？
そんな疑問を持つ方のために、用途や購入スタイルに合わせたおすすめの選び方を紹介します。
こんな人にはマトファー製がおすすめ
- 初めてシルパンを使う方
焼き上がりの良さはそのままに、柔らかく扱いやすい素材感で初心者でも使いやすいです。私自身も最初に手に取ったのはマトファー製で、10年以上問題なく使い続けています。 - 日本国内で購入・返品しやすいルートを希望する方
マトファー製はAmazonや楽天などの大手通販サイトで簡単に手に入り、返品やレビュー確認もスムーズ。ネット購入に不安がある方にも安心です。 - レビューを参考にして選びたい方
レビュー件数が多いため、実際に使用している人の声を参考にしやすいのも魅力。初めての方でも失敗しにくい買い物ができます。
✅ 私の体験談
初めてのシルパン選びで迷いましたが、「レビューが豊富で安心感がある」という理由でマトファー製を選びました。10年以上経っても現役で使えており、コスパも抜群です。
こんな人にはドゥマール製がおすすめ
- 本家ブランドにこだわりたい方
ドゥマールはシルパンの開発元であり、いわば“本家本元”。ブランド志向やこだわり派には魅力的です。 - プロ仕様に惹かれる方
業務用の現場ではドゥマール製が採用されることも多く、「プロと同じ道具を使いたい」「製菓学校で見たあの道具を使いたい」という方にはぴったりです。 - 業務用サイトからの購入に抵抗がない方
ドゥマール製は業務用厨房サイトや輸入代理店などを通じて購入するのが一般的。そのぶん人と被らない満足感もあります。
✅ 私の体験談
仕事の関係でドゥマール製のシルパンを使う機会がありました。やや硬めの質感で、天板にピタッとフィットする感覚が「さすが本家」と納得できる使い心地でした。
結論：どちらも“正解”、でも選びやすさならマトファー
素材や仕上がりに大きな違いはなく、どちらを選んでも高品質な焼き上がりは保証されています。
ただし、「初めて買う」「レビューを見て選びたい」「安心して買いたい」という方には、やはりマトファー製がおすすめです。
本格派志向やプロ仕様に魅力を感じる方は、ドゥマール製で間違いありません。
どちらを選んでも、あなたの焼き菓子ライフは確実にレベルアップします。
よくある質問｜シルパン マトファー ドゥマールの違いQ&A
シルパンに関してよくある疑問を、実際の使用経験をもとにわかりやすく解説します。
Q. ドゥマール製とマトファー製で焼き上がりに差はある？
→ ほぼありません。どちらも表面はサクサクに仕上がり、焼きムラも少なく美しい焼き上がりになります。
素材は共通（グラスファイバー＋シリコン）なので、違いが出るのはロゴや見た目程度。実際に使い比べた経験からも、焼き上がりや耐久性に差は感じませんでした。
Q. シルパットとの違いは？
→ シルパットは表面が滑らかで、シルパンはメッシュ状でザクッとした仕上がりになります。
- シルパット：マカロンやメレンゲなど、滑らかな表面を保ちたいお菓子向き。
- シルパン：クッキーやタルト、パンなど「底をカリッと焼きたい」場合に最適。
用途で使い分けるのがおすすめです。
Q. 洗い方やお手入れのコツは？
→ 基本は「ぬるま湯＋やわらかいスポンジ」で優しく洗うのがポイント。
- 洗剤やたわしの使用はNG（コーティングを傷めます）
- 焦げつきがある場合は、ぬるま湯にしばらく浸け置きすると汚れが落ちやすい
- 使用後すぐに洗ってよく乾かすと、シリコンの劣化を防げます
✅ 10年以上使用していますが、この方法で変形や焦げ付きは一切ありません。
まとめ｜マトファーとドゥマール、違いを知って自分に合ったシルパンを選ぼう
シルパンは焼き菓子やパンの仕上がりを格段にアップさせる、プロも愛用する優秀ツールです。
「ドゥマール＝本家、マトファー＝販売代理」という立ち位置ですが、素材や焼き上がりに大きな違いはありません。
家庭用や初心者にはマトファー製がおすすめ。Amazonや楽天でも購入しやすく、レビューも豊富で安心です。
一方、業務用の雰囲気や本家ブランドにこだわりたい方はドゥマール製も◎。業務用サイトで入手可能です。